債券の分類方法の一つに、利払方式に着目して分類する方法があります。
この方法で分類した場合、その種類の一つに「利付債」があります。

この債券を保有している場合は、年に1回もしくは2回のペースで利息が支払われます。この債券はさらに利率の変動の有無により、利率が発行当初のままで固定されている「確定利率債(固定利率債)」と、利息支払い時の金利動向により利率が変動する「変動利率債」の2種類に分類することができます。日本国内で流通している債券の多くは確定利率債で、変動利率債は欧米の市場で多く流通しています。

もう一つの種類は「割引債」と呼ばれるものです。こちらは、額面価格からいくらか割り引かれた価格で発行されますが、償還期限まで保有していた場合には額面金額分が償還される仕組みになっています。償還期限までの期間の中で利息の支払いは行われませんが、額面金額と発行価格の差額が利息に相当するものとなっています。日本国内でこの形式が用いられた債券には、償還までの期間が3年または5年の「割引国債」、一部の金融機関が発行している償還期間が1年の「割引金融債」、2ヶ月・3ヶ月・6ヶ月・1年の4種類の償還期間が設けられている「国庫短期証券」などがあります。